井戸端people

2024年08月01日

人とつながり、まちを元気に 女神大橋商工会理事長 臼井一晃さん

ながさき井戸端パーティーを活用しているかたをご紹介する「井戸端people」。今回は、女神大橋商工会の理事長で、戸町みらいまちづくり協議会でも活躍している臼井一晃(うすい かずあき)さんにお話を伺いました。

 

―臼井さんは主にどのような活動を行っていますか。
普段は新戸町にある「すこやか整骨院」の院長を務めながら、女神大橋商工会の理事長として地域の経済活性化やまちづくりのための活動をしています。商工会には地域でのつながりを大切にしたいと思い10年ぐらい前に入会しました。現在は商工会のメンバーとして戸町みらいまちづくり協議会の活動にも参加していて、まちの賑わいを作るリーダーの1人として活動しています。商工会の仲間たちは様々な業種のメンバーが揃っていて異なる強みを持っているのでとても頼りになるんです。「とまちdeマルシェ」や「女神大橋夏まつり」といったイベントをする際に、ステージの組み立てや救護関係など各分野のプロが来場される皆さんが安心して楽しめる環境を作ってくれます。私が理事長ではあるんですが最も若かったりするので、先輩方からの声に積極的に耳を傾けるように心がけています。ある程度自由にやらせてもらっているのですが、困っていることや悩んでいることがあれば、皆さんの経験を活かして教えてくださるのでとてもありがたいです。商工会での活動を通じて仲間が増えて、たくさんのつながりを作ることができました。

 

―「とまちdeマルシェ」はどのようなイベントですか。
1回目は商工会の青年部主催のまちおこしイベントとして開催し、それ以降はまちづくり協議会が主催となって戸町中学校で開催されています。地元の約40店のお店による出店や、子どもたちによるステージイベントなどでにぎわい、昨年は2000人ほどのかたが参加してくれました。参加者からは「地元のお店とたくさん出会えてうれしい」といった言葉をよく言っていただけます。元々「地元のお店を知ってもらう」という目的で始めたのでとても嬉しいです。
とまちdeマルシェには地元のお店だけでなく戸町中学校の2年生もブースを出店してくれるんです。株式会社のようなものを立ち上げて、企画運営や販売、最後に株主への配当まで行うというもので、私はたまに学校に足を運び子どもたちの活動を見守っています。今年度はこれまで以上に力を入れて準備しているようなので、早速子どもたちとのセッションを行う予定です。学校と地域とのつながりも生まれますし、子どもたちにとっても学校では普通教わらないことを学ぶいい機会になっていると思います。また、とまちdeマルシェの中で「とまちっ子18祭」というイベントも開催しています。高校を卒業したばかりの子たちに集まってもらってブースやステージイベントを企画運営してもらっています。親や周りの人に感謝の気持ちを届けたり、自身の夢を発表したりするプログラムもあり、なごやかな気持ちにさせられます。就職や進学で長崎から出ていく子もいるので、みんなで集まって地域愛を育む場になってほしいですね。

 

―「女神大橋夏まつり」についても詳しく教えてください。
元々、女神大橋夏まつりは商工会が単独で行っていたイベントなんですが、昨年から商工会とまちづくり協議会の共同主催という形になりました。こちらも戸町中学校で開催され、出店は商工会、ステージは協議会がそれぞれ担当しています。今年で42回目の開催ということで地域の夏の風物詩となっており、子どもから高齢者までみんなが楽しみにしてくれています。ステージではプロのミュージシャンによるライブや子どもたちのダンスパフォーマンスなどで盛り上がり、約3000人のかたが夏まつりに足を運んでくれました。歴代の商工会メンバーが続けてきた地域の伝統行事でもありますので、これからも盛り上げていきたいです。
―戸町地区は10代の若いかたも積極的に地域のイベントに参加しているんですね。
若い世代のかたが多いっていうのもあると思うんですけど、地域でイベントが行われていたら、みんなで参加する習慣が付いてるような気もします。地元への愛も深い地域なのかもしれません。参加してくれた若いかたが、今度は中心となってイベントを盛り上げてくれたら嬉しいですね。

 

―活動を通じて楽しかったことや嬉しかったことについて教えてください。
とまちdeマルシェや女神大橋夏まつりでは実行委員長として活動することが結構多かったんですけど、みんなが僕のことを「ボス」って呼ぶんです。まちを歩いていても「ボス!」って声かけてくれたり、手を振ってくれたり。先日は「ボス、怪我しました」と私の整骨院に治療に来てくれた子どももいました。そういう瞬間に地域とのつながりを感じるんです。地域のかたとの輪がどんどん広がっている気がして嬉しく思います。
あとは「戸町は活気があっていいね」と地域外のかたに言われることがよくあるのですが、そう思われるってすごくいいことだと思うんです。私は、商店が元気じゃないと地域の活性は生まれないと思っていて、商店が元気であれば、そこに集う地域内外の人によってコミュニティが生まれ、つながりの輪が広がっていくと思います。まちづくり協議会とタッグを組みながら商工会や商店が発展していって、元気なお店がたくさんあるまちであり続けられるよう、これからも活動していきたいです。

 

―最後に、皆さんへのメッセージをお願いします。
8月17日(土)に戸町中学校で女神大橋夏まつりが開催されるのでぜひ来てほしいです!ステージイベントや出店も盛りだくさんで、商工会でも出店していますので遊びに来てください!

 

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