井戸端people

2024年09月02日

活動で笑顔になる人を増やしたい 長崎大学全学サークル ししのこプロジェクト代表 大久保花笑さん

ながさき井戸端パーティーを活用しているかたをご紹介する「井戸端people」。今回は、長崎大学全学サークル「ししのこプロジェクト」の代表を務める、大久保花笑(おおくぼ はなえ)さんにお話を伺いました。

 

 

―ししのこプロジェクトとはどんな団体なのか教えてください。
私たちは、子育て支援のあり方や環境問題といった社会課題に目を向け、解決のために「自分たちにできることから始めてみよう」という思いで発足した長崎大学のサークルです。令和2年に発足したばかりのまだまだ未熟な団体です。長崎大学の学生30名で構成されていて、様々な学部の人と親睦を深めながらみんなで和気あいあいと活動しています。課題解決のための活動をテーマ毎に「プロジェクト」と位置付けていて、いくつかのプロジェクトがある中で、メンバーが興味のあるものに参加しイベントの企画・運営や環境問題について研究・発表をするなど多岐にわたる分野の活動に取り組んでいます。
これまではコロナ禍ということもあり、私たちの活動を通して地域のかたと交流できる機会をつくることができず歯がゆい思いをしてきました。現在は、コロナ禍も落ち着き私たちが主催するイベントなどを実施することで、たくさんのかたとお会いできていることやししのこプロジェクトの活動を知ってくれるかたが増えているのを感じとてもうれしく思います。

 

―大久保さんがししのこプロジェクトへ参加したきっかけについて教えてください。
このサークルの子育て支援プロジェクトでは、メンバー自らが考えた企画を通じて、子どもたちと関わる機会をつくることができるという点に魅力を感じ入ることを決めました。私は子どもの笑顔を見ることが好きだったので、子どもたちと楽しく触れ合う活動はないかと思っていました。そんな中、当サークルの子育て支援プロジェクトでの活動について話を聞き、私もこのプロジェクトに参加し子どもたちの笑顔を増やす力になりたいと思いました。

 

―子育て支援プロジェクトでは具体的にどんな活動をしているんですか?
親子向けのイベントや託児施設でのお遊び会の実施、子育てに関する研修会へ参加をしています。そこで見聞きしたことや学んだことをヒントに、私たちに何ができるかみんなで話し合っています。先日も託児施設を訪問した際、保護者のかたから「子どもが安心して走りまわったり、雨の日に遊んだりする場所がほしい」という声を耳にしたことがありました。そこで、私たちは「親子運動会」を企画しました。みんなで棒を使って競争する「台風の目」やジャンケンを使って相手チームと競う 「ジャンケンピラミッド」など、様々な競技の準備に苦労しましたが、当日はたくさんの親子に参加していただき、中でも玉入れやジェスチャーゲームは子どもたちに人気がありとても盛り上がりました。また、参加した保護者同士も交流を楽しん

でもらうことができ思い出の一日となったようで、私たちとしても充実感がありました。

―多くの親子が参加されていますね!
これだけの人に参加してもらえたのは、周りのかたに助けてもらったからなんです。イベントを開催するにあたり、私たちだけでは集客力が足りないことが課題となっていました。そこで、研修会などに参加した際に知り合った子育て支援団体のかたに集客の方法について相談してみたんです。そうしたら、「SNSを使って代わりに宣伝するよ!」と言っていただき事業周知に協力してもらいました。この結果、多数の申し込みをいただきあっという間に定員に達することができました。同じような活動をする団体とつながる場へ顔を出したり、意見交換などを通じて交流をしたりすることがとても大事なんだと気づきました。イベントの回数を重ねるにつれ、関係団体とつながりを増やすことができているので、このつながりを今後の活動に活かしていきたいと思っています。

 

―ししのこプロジェクトの代表を務める思いについて聞かせてください。
私はこのサークルの代表として、活動の魅力をより多くの人に伝えながらみんなの想いを叶えられるサークルを作りあげていきたいと思っています。私たちの活動は、様々なプロジェクトに取り組んでいるからこそ、多くのジャンルの活動団体と知り合える機会があると思うんです。そこで、私が代表としてプロジェクトに参加することで関係団体と顔をつなぐ架け橋になりたいと思っています。サークルに所属する学生が考える「やってみたい」と思う企画を実現するためには、関係団体との協力やつながりが重要だと思うんです。代表として積極的に関係団体とつながることで、みんなの想いを実現できるサークルの組織づくりに励んでいけたらと思います。

 

―ししのこプロジェクトとしてのこれからの目標について教えてください。
これからは、今ある活動をさらにパワーアップさせたものにし、活動の幅を広げていきたいですね。活動の幅を広げ、たくさんのかたに私たちの活動へ参加してもらうことで笑顔になる人を増やしたいんです。これまでの活動もさらに楽しいものにし、活動を継続させることで、この団体なら信頼できるとか安心して子ども連れていけるねとか「安心感がある団体」と思ってもらえると嬉しいですね。私たちは大学生ですが、長崎市に子育て支援や環境問題のために活動する若者がいるということを私たちがもっと率先してPRできるよう今後も活動を続けていきたいです。

ししのこプロジェクト
【Instagram】
https://www.instagram.com/shishinoko_nu/

【X】
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiBwIbK6IeIAxWpc_UHHT23NtMQFnoECBUQAQ&url=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fshishinoko_nu&usg=AOvVaw2Tk4u3sMj_ejLuh-mjUOZl&opi=89978449