井戸端people

2025年01月28日

まちを活気づけて住みやすく 稲佐小校区まちづくり協議会 田嶋 一範さん

ながさき井戸端パーティーを活用しているかたをご紹介する「井戸端people」。今回は、果物屋を営む傍ら、稲佐小校区まちづくり協議会の一員として活動している田嶋一範(たじま かずのり)さんにお話を伺いました。

 

―田嶋さんは主にどのような活動を行っていますか?
普段は稲佐中央通り商店街にある田嶋果物店を営みながら、自治会や稲佐小校区まちづくり協議会などで活動をしています。私が所属している曙町中組自治会の会長さんが住民の皆さんに「困りごとはないですか?」ってまめに聞いてくださるかたで、その姿を見て、「自分もこの人に協力したい」と思ったことがまちづくり活動を始めたきっかけです。はじめは自治会の役員になり、その後PTA、少年補導員などの活動も行いました。2024年の4月には、自治会をはじめ地域の様々な団体や住民のみなさんが連携してまちづくりを行う稲佐小校区まちづくり協議会が活動を開始し、交流・地域活性化部会の一員となりました。協議会の活動では地域の皆さんがふれあえる機会を増やしていきたいと思い、稲佐公園のイルミネーション点灯と、「稲佐街歩き観光案内マップ」作りを中心に活動を行いました。私は主にイルミネーション点灯に携わっていたのですが、どちらも地域のかたから喜んでもらえてうれしかったです。

 

―稲佐公園のイルミネーション点灯についてお聞かせください。
稲佐公園は稲佐山登山道路を登る途中にあって、すごく見晴らしがいいんです。そこにイルミネーションがあればまちが明るくなりそうだと思って企画しました。稲佐地区としては初めての試みだったので分からないこともありましたが、ほかの協議会の事例を参考にして、無事にイルミネーションを点灯させることができました。点灯式では司会を担当して緊張したんですけど、「名司会やったよ」ってみんなに褒めてもらえてほっとしてます(笑)。地域内外から約100人も集まってくれて、合唱などで大いに盛り上がりました。このイルミネーションは地元のかたにたくさん見てもらいたいんです。散歩がてら公園を訪れて、イルミネーションと夜景を楽しんで帰るのとかいいですよね。イルミネーションを通じて、地域の交流がたくさん生まれたらいいなと思います。

 

―活動を通じてよかったと思うこと。また大変だったことってありますか?
よかったと思うことは、たくさんの人と知り合えたことですね。人とのつながりが増えたことは自分にとってプラスになっています。実際に地域活動に携わるようになって、地域に関わるたくさんのかたのおかげで暮らしやすいまちが成り立っているんだと改めて感じました。例えば公園の草を刈ってくれているかたや、墓地の清掃に携わってくれているかたなど、地域を支えてくれているたくさんのかたを知ることができました。自分も祖父の代から稲佐地区にお世話になっているので、地元のために活躍できるよう頑張っていきたいです。
大変だと思うことはあまりないです。もちろん仕事との兼ね合いもあってバタバタしてしまうこともありますけど、楽しいっていう気持ちが上回っていますね。

 

―これからのまちづくり活動での目標はありますか?
もっと多くの人を巻き込んで、稲佐地区をよりにぎわいのある地区にすることが目標です。夏に稲佐校区連合自治会主催で行う盆踊り大会では、子どもたちとその保護者で会場がいっぱいになるんです。協議会でも若い世代が参加しやすい催しを主催して、まちづくり活動に参加するきっかけにしてもらえればと思います。まちづくり活動を通じてつながりが生まれれば、普段の生活でもどこか安心感が増して暮らしが豊かになると思うんです。暮らしが豊かになればまちもにぎわって、そしたらどんどん交流の輪が広がっていくっていうサイクルが生まれるような気がします。稲佐地区をもっと交流であふれるまちにしていきたいですね。

あとは、ほかの協議会の活動に刺激をもらうことが多くて。市の広報誌とかに行事の様子が掲載されていると、「そういうアイデアがあったのか」っていう風にいつも感心させられます。稲佐地区もほかの地区を参考にしながら、これからも稲佐らしさあふれるまちづくりを行っていけたらと思います。

(盆踊り大会の様子)

 

―最後に、皆さんへのメッセージをお願いします。
稲佐公園のイルミネーションは2月中旬まで点灯しています。夜景とイルミネーションが両方楽しめるのでおすすめです。さらに、協議会では2月16日(日)にeスポーツなどを楽しめる「わいわい、がやがや 第2回いなさ健康フェスタ」を開催します。ぜひ稲佐地区に足を運んでみてください!

 

稲佐街歩き観光案内マップ